「成瀬は天下を取りにいく」の続編が面白かったので書きます。
前編の感想はこちら↓
・あらすじ
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!
・感想
前回に引き続き、たくましく生きる成瀬が頼もしく嬉しい作品でした。
前作は成瀬の中学高校時代が描かれていましたが、今作では大学生になり、さらなる交友関係を広げ、よりたくさんの人々を巻き込んでいきます。
前作に加えて、さらにいろんな人々の目線から成瀬を目撃することで、成瀬を筆頭にこの小説に出てくるキャラクターは本当に滋賀にいるのでは?と思ってしまいます。
また、何度も繰り返し出てくる滋賀の地名にもちょっとした愛着が湧きます。
これから成瀬は大人になり、一体どうなってしまうのか?続編が待ち遠しいです!