【エンタメ遊歩 #13】デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション

 

映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前編」を観てきたので、感想を書きます。ネタバレを含みます。

 

・あらすじ

3年前の8月31日、突如東京都に巨大な空飛ぶ円盤、通称「母艦」が襲来。そこから出撃した「侵略者」の攻撃によって多くの死者が出るが、アメリカ軍の攻撃によって母艦は渋谷区の上空で停止。母艦から出撃する侵略者の宇宙船も逐次迎撃された。

上空には母艦が浮き、時折自衛隊と侵略者との戦闘が行われることが日常となった東京で、小山門出は中川凰蘭ら親友たちと共に青春を謳歌していた。人類が終了する日が間近に迫っているとは夢にも思わずに―

(Wikipediaより)

 

・感想

この「デデデデ」という作品がどういった世界観なのかを丁寧に描き、かつ後編に向けて面白い伏線を残した、そんな前編だったと思います。

 

まずは、「母艦」がある世界がどんなものか?というのが丁寧に描かれていました。時折母艦から出てきた宇宙船による被害を受けながらも、主人公たちは普通の女子高生として生活を送ります。どでかい「母艦」がそばにあっても、出現から3年も経てばそんなに気にしていないといった距離感がよくわかります。現在の人間とコロナウイルスとの距離感にもにています。

 

映画の後半では雰囲気がガラリと変わり、一気にSFものとして面白くなりました。後半では初めて「母艦」から宇宙船に乗って侵略してくる「侵略者」の姿が目にみえる形で描かれます。そんな中、主人公の一人である凰蘭が侵略者と思われる謎の男と出会い、それがきっかけで過去の回想シーンに入ります。

 

そこで分かるのは小学生だった凰蘭、門出と「侵略者」とのつながりがあったという事実です。特に門出は「侵略者」と彼から受け取った謎の道具に影響され、どんどんと道を外れていきます。その後現在まで何があったかは描かれず、後半に向けて謎を残す形で終わります。

 

5月公開での後編では、SFものとしての爆発が期待できるような、そんな映画でした。みなさん、ぜひ観てみてください!

 

主題歌もいいのでぜひ!

 

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