【エンタメ遊歩 # 14】海がきこえる

 

「海が聞こえる」を観たので、感想を書きます。

 

・あらすじ

高知の進学校から東京の大学に進学した杜崎拓は、吉祥寺駅のホームで武藤里伽子に似た女性を見かける。だが、里伽子は高知の大学へ行ったのではなかったのか?初めての夏休み、同窓会のために帰省する飛行機の中で、拓の思いは自然と里伽子と出会ったあの2年前の夏の日へと戻って行った。季節外れに東京から転校して来た里伽子との出会い、ハワイへの修学旅行、里伽子と2人だけの東京旅行、親友と喧嘩別れした文化祭。ほろ苦い記憶をたどりながら、拓は里伽子との思い出を振り返っていく。

(引用:Wikipedia

 

・感想

ジブリ制作のテレビアニメ作品「海が聞こえる」。観たことない方も多いのではないのでしょうか。

 

この映画で描かれていたものは、高校生がどういう生き物なのかということだと思いました。まっすぐで、簡単にすれ違って、傷つきやすい。そんな酸いも甘いもあった高校生活を、そこから少し大人になった主人公が回想する。そんなストーリーになっています。

 

特にヒロインの里伽子は浮き沈みが大きかったです。父親と母親が別居、好きな父親に裏切られる、友達関係がうまくいかない、とさまざまな問題を抱えながらも、自分に正直に真っ直ぐ生きる姿がとても魅力的でした。

 

最後の同窓会のシーンで「あの頃(高校生の頃)は世界が狭かった」というセリフが出てきます。その狭い世界の中でしか手に入らなかったものがたくさんあるんだと思うと、少し胸がキュッとなります。

 

以上、高校生の甘酸っぱさを淡々描いた作品だったと思います。みなさん、ぜひ1度観てみてください。

 

・最後に

今のところジブリ作品は配信されておらず、レンタルか円盤の購入、映画館での再上映を除いて観ることができないのでご注意ください。